式場見学の下準備

式場選び

見学する式場を絞り込もう!

立地やアクセス、雰囲気、料理、付帯設備、演出などについて希望や条件を整理したら、次は候補とする式場を選んでいきましょう!

式場を探す際は、ほとんどの方がとりあえずネットで検索したり雑誌を手に取ったりしていらっしゃることと思います。

※こちらの記事もご参考に↓
結婚情報誌&結婚情報サイトのいろいろ

そうして見てみると、都心部にはいろいろな種類の式場が数多く存在していていることが分かると思います。特に、東京都内には相当数の式場が存在するので、条件検索をかけてもどんどん出てきて、もはや絞り込むのも至難のワザです(笑)

ちなみに、式場は何件くらい見学するのが一般的か?と言いますと、決定するまでに訪問した式場数は1~5件というのが最も多く全体の85%を占めています。
(『ゼクシィ結婚トレンド調査2020』調べ)

訪問数の平均は、3件

見てみないと雰囲気はつかみにくいものですが、自分たちの選択の希望や条件さえ分かっていれば、検討の余地が有るか無いか?はそれ以前にある程度分かるものです。特に、譲れない条件をクリアしないことが分かっている式場へは(例えば、バリアフリーでない、収容人数が合わない等)、あえて見学に行かなくても良いことになりますので、希望や条件の確認は必ず事前に行っておきましょう。

ちなみに、訪問数はあくまで平均というだけですから、もちろんもっとたくさん見てもいいですし、逆に、1件だけで決めてしまっても、他を考えられないほど気に入ったのであればそれも良しでしょう。

ただ、数多く見過ぎると迷子になりやすく、比較対象が増えることで理想が上って決めづらくなったり、一方で、他を一切見ずに決めると、比較対象が無いだけに後悔しやすくなることがありますので注意が必要です。

このため、私の経験上は…絞り込んだところを3~5件見比べて決めるというのがスムーズに進みやすくオススメです。

式場見学はいつから始める?

さて、式場見学はいつ頃から始めればいいか?と言うと、巷ではによく…「式場は1年前からおさえる」と言われていますね。では、実際は、どれくらい前からスタートすれば良いのでしょうか?

一般平均を見てみると、約10ヶ月前

となっています。
(『ゼクシィ結婚トレンド調査2020』調べ)

これに対して、決定時期は約8ヶ月前となっているので、具体的に考えてみると…来年の10月にお式をしようと考えている場合、逆算して、今年の12月には見学を始め、年明け2月までには式場を決定する、という流れになります。

ただ、これもあくまでも平均値ですので、1年中で最も結婚式が多い10~11月のハイシーズンに、都内で人気のある式場を検討する場合には、少し前倒しして動いておいた方が無難です。(ピンポイントで希望日程がある場合には、早いに越したことはありません)
結果的に、巷で言われる1年前から動いておけば、ほぼほぼ希望の式場を希望時期で予約できる確率が高い!ということが言えるでしょう。

式場の見学予約を取ってみよう!

さて、次なるステップは、いよいよ式場見学です。結婚式場を見学するには、大きく下記二つの方法があります。

・ブライダルフェアへ参加する

・個別で見学案内を依頼する

以降、それぞれ詳しくお話していきますね。

ブライダルフェアへ参加する

ブライダルフェアというのは、多くの結婚式場で開催される見学希望者向けのイベントになります。内容的にさまざまなタイプがありますので、ざっとご紹介していきましょう。

イベント型の盛大なフェア

お式当日の様子でコーディネートされたチャペルや披露宴会場の見学、模擬挙式、ドレス試着、料理試食など、さまざまなイベントが盛りだくさん。模擬挙式では実際の挙式さながらに列席者気分を味わえたり、試食では実際のウエディングメニューやワインを味見してみることが出来るので、当日のイメージをつかみたい方にオススメです。

・相談が中心のフェア

イベントと言うほど盛大なものではなく、挙式&披露宴会場の見学の他、お見積りなどの相談が中心となるフェアとなります。(『下見相談会』など呼ばれるものは、ほぼこうした内容となります)模擬挙式などのイベントよりも、プランナーさんにじっくりいろいろ話を聞いてみたい方には、こうしたフェアがオススメです。

・ウエディングコースを試食できるフェア

ウエディングメニューの試食を目的とする『試食会』と呼ばれるイベントで、参加費は無料と有料の場合があります。無料試食では、フルコースのうちの1~3品程度を少量で味見するようなものが多く、有料試食ではフルコースに近い内容をしっかりと試せる内容のことがほとんどです。

専門式場やホテルでは、こうした機会でないとなかなか試食は出来ないため、お料理を重視したいお二人は是非参加をオススメします。

一方、レストランなどランチ&ディナーの営業営業を行っている場合、普通に食事をすればお店の味を知ることは出来ますが、ウエディングメニューとでは内容が異なります。ウエディングコースの場合は、一般的に特別な食材を使用するため当日急には用意が出来ません。試食が出来る機会があるか?など事前に確認してみましましょう。

このように、ひとくちにブライダルフェアと言ってもいろいろあり、さまざまな趣向を凝らしたフェアが行われています。基本的にほとんど予約制ですが、大手専門式場やホテルなどでは自由参加の気軽なものもありますので、まだ具体的な話は進んでないけど参考に見てみたい場合などは、そうしたフェアに参加してみると良いと思います。

個別で見学案内を依頼する

式場見学はブライダルフェアの時でないと出来ないと思っていらっしゃる方も多いようなのですが、実際はそんなことはありません。

式場へ電話をかけて希望日程で見学が出来るか?確認し、予約が取れれば可能です!ただ、ブライダルフェア以外の日程で見学する場合には、いくつか注意したい点があります。

まず、ブライダルフェアのタイミングと違って、実際のウエディングの様子で会場セッティングされていない場合が多いため、どうしても当日をイメージしづらいというデメリットがあります。特に、平日にホテルや専門式場を見学する場合は、歓送迎会や商品展示会、会議などが入ってていたり、逆に何も入っていなければ何も準備の無い空いたお部屋の様子になりますし、レストランではランチ&&ディナーの営業中の場合もあります。

また、フェア開催時以外の週末では、実際のウエディング本番が入っていてチャペルや会場の中に入れないこともあります。もし見学が出来る場合でも、挙式や披露宴がスタートする直前直後などピンポイントの時間限定となってきますので要注意です。

こうお話すると、ブライダルフェア以外での見学するメリットが少ないように感じますがメリットもあります。と言うのは、ブライダルフェアでは通常よりも予約が集中しやすいので、その時のタイミングによりプランナーさんとじっくり相談する時間が取れない可能性もあります。

これに対し、ブライダルフェア以外の日程では、予約が少ない分納得のゆくまで相談が出来ることがほとんどです。すでに一度ブライダルフェアなどに足を運んでいて、改めてじっくり質問や相談をしたい場合などは、あえて比較的余裕のあるこうしたタイミングを選ぶのがオススメです。

複数の式場の見学予約を取る場合

複数の式場を見学したい場合、予約だけなら割と簡単に取れるものだろうとお考えの方が多いかと思いますが、実際はそうでもないんですね(^^;予約が取れない理由としては、例えばこんな事情があります。

・実際のお式や他のイベント等で貸切になっているとき

・予約がいっぱいor人手が無いなどで空き枠が無いとき

・式場内の工事や清掃等で、中に入れないとき

特に、トップシーズンは結婚式での貸切が多いため、見学予約はその前後の時間帯でしか取れなくなります。

このため、「二人の予定があう日がここだけだから、式場見学は絶対このタイミングで行きたい」という場合でも、必ずしも予約が取れるとは限らないので注意が必要です。特に、同じ日に複数の式場を見学したいと思っても、それぞれの式場の予約可能な時間帯が重なってしまい、結果的に希望日に行けるのは1か所だけ…ということもめずらしくないのです。

式場見学の予約を入れる際は、行きたい式場と候補日をいくつか用意して、優先順位を考えながら上手く調整して予約を入れていきましょう

ちなみに、見学の所要時間はだいたい2時間はかかりますので、1日3箇所以上の式場を見学すると全ての情報がごちゃまぜになりますし、疲れてぐったりしがちです(笑)お休みが異なるお二人はスケジュールが付きづらいこともあり、詰め気味で予定を組む方も多いのですが、あまり無理のない範囲で予約を入れていただくと良いかと思います。

式場見学前に確認しておくべきこと

式場の見学予約を入れる段階まで進んだら、次は見学に行った時のことを考えていきましょう。
式場見学に行く際には、事前に確認しておいた方が良いことがありますので順番に説明していきますね。

挙式の開催日時について

だいたいの時期については、この段階までに検討してあることと思いますので、さらに具体的に何月何日という日時まで考えていきましょう。まず時期の候補を、「第一希望は〇月、空いてなければ〇月or〇月」というように、優先順位をつけます。さらに、曜日や時間帯についても考えてみます。

ご招待客の中に遠方のゲストがいらっしゃる場合は、 「早くて朝〇時に東京着、遅くて夜〇時には出発」というように、出席可能な時間帯を調べてみましょう。ご家族なら宿泊を前提としても良いですが、ご上司やお友達など会社にお勤めの方については、ほとんど当日の移動を前提として良いかと思います。

そうなると、自分たちの都合のみで挙式時間を決めてしまうと、後々になって不都合が生じることがありますので注意が必要です。例えば、土曜日の始発出発でないと間に合わないなどとなれば、前日夜まで仕事をしている方にはなかなかハードな状況です(^^;

特に、女性の場合は支度に時間がかかりますので、あまり早すぎると負担になるでしょう。また、帰りの新幹線ギリギリの時間での終了では、万が一披露宴が押した場合には落ち着いていられなくなってしまいます。このように“時間帯の確認”も結構大事なポイントなのです。

そして、見学前のタイミングで具体的な希望日時を確認した方が良いのにはもう一つの理由があります。それは、見学に行ったその場で日程を押さえられるようにしておくためです。

「何も決まってないけど…とりあえずブライダルフェアに行ってみよう!」という方も多いとは思うのですが、それでも良いのは1年以上先の日程を考えている時間に余裕のあるお二人だけです。希望時期から10ヶ月を切っていたら、実はもう、のんびりもしていられません。
(前述の『式場見学はいつから始める?』のトピックをご参考に)

とは言っても、オフシーズン、平日、仏滅でも良い方、少人数でのお式をご検討の方は、そんなに焦らなくても大丈夫です。(希望が集中しにくい時期やスタイルなので、早いタイミングでは予約が埋まりにくいため)よく、「結婚式の準備は1年前から」と言われるのは、人気の式場で、お日柄の良い日の予約を取るには1年前から動かないと難しい場合が多い、ということなんですね。

このように、見学日以前に具体的な開催時期や、曜日、時間帯の検討が進んでいれば、見学に行って気に入った場合にすぐに日取りの相談が出来ます。

結婚式場の予約申込は先着順です。
このため、見学に行ったタイミングで空いていても、数日後でも空いている保証はありません。特に、日にちを限定している場合(お二人の記念日や狙っているぞろ目の日など)、トップシーズンの大安や友引にあたっていると競争率が高まりますので、早いに越したことはありません。

仮予約とは?

見学した式場が気に入ったら、その時点での予約の空き状況を確認してみましょう。正式決定前に日程をいったん押さえる方法として、一般的に多くの式場で仮予約というシステムがあります(仮予約が出来ない場合は、正式決定として本契約する形になります)

いくら気に入っても、すぐ本契約するのは少し勇気がいるし、いくつかの式場を同時検討したい場合は、とりあえず日程だけでも押さえておけば安心ですよね。このため、多くの結婚式場では予約のステップを仮予約→本予約という流れにしています。

文字通り「仮」の「予約」 ですので、希望日を「とりあえず押さえておく」というもので、期限は7日間が平均です。期限までに本予約をお願いするか?キャンセルするか?式場側へ回答する形になりますが、一般的には仮予約の際に費用はかかりませんし、キャンセル料もありません。

仮予約は、あくまでも検討のための猶予期間であって、本予約を前提とするものではありませんので、検討の余地があれば気軽にお願いしておくと良いでしょう。改めて電話で仮予約することも出来ますが、空き状況は日に日に変わっていきますので、人気の式場や時期を検討する場合は早めの検討をオススメします。(特に、週末を挟む場合は要注意)

ちなみに、仮予約から本予約にする場合は申込書への署名捺印と共に予約金などが必要となりますが、本予約をキャンセルするとキャンセル料の対象となりますのでくれぐれもご注意くださいね!

式場見学時の持ち物

次は、実際に式場見学に行く際に“持って行った方が良いもの”についても、念のためお話しておきたいと思います。式場見学時には何が必要か?というと、ざっとこんな感じです。

1、式場の連絡先&MAP

2、携帯電話

3、招待客リスト他、検討した内容のメモ

4、スケジュール帳

5、筆記用具

6、バック(A4大の資料が入るサイズのもの)

ご覧の通り、スマートフォンがあればほぼOKです!が、招待客などを紙にメモした場合は、ぜひ忘れずに持って行きましょう。気に入った披露宴会場の収容人数が少し小さかった時など、人数を絞れるか否か?すぐに確認出来た方が何かとスムーズです。

また、式場をいろいろ見学していると検討の軸がブレて来やすいので、事前に検討したメモがあると方向性や判断基準を冷静に考え直すことが出来ます。

スケジュールに関しても、見学の際にプランナーさんから何かご案内があった場合にその場で確認が出来ればすぐにお席を押さえてもらえます。(例えば、開催予定の試食会に特別無料で参加させてもらえるなど…)

ちなみに、資料を入れる紙袋は見学に行った式場でもらえますが、その後に誰かと会う予定があったり、別の式場へ見学に行く場合にも、どこへ行ったか分かってしまうので、気になる方は入るバックを用意しておきましょう。

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