結婚式の希望や条件を整理する

式場選び

結婚式場の立地やアクセスについて考えよう!

式場選びを進めるにあたっては、

二人で考えやイメージを共有して
時期を決めて
招待人数をリストアップして
挙式や披露宴のスタイルを検討して
式場ジャンルを把握して
予算を設定したら

ここからいよいよ、もう少し具体的に検討を進めていきます。
(それぞれの詳細ページにリンクを貼ってありますのでご参考に)

数多くある結婚式場の中から希望にあったところを選び出すには、希望や条件を整理してから進めた方が圧倒的にスムーズ!やみくもにブライダルフェアに行くと迷いが増えますので、是非ご注意いただきたいところです。

まず、1つめのポイントは、立地&アクセスです。

ご招待予定の方には「全国各地、主に遠方からのゲストが多い」という方もいらっしゃることと思います。その場合は、どの場所であれば来やすいのか?一旦はまず、ゲスト目線でも考えてみると良いでしょう。

その上で改めて、式場の雰囲気が良ければ立地&アクセスは妥協してもいいのか?または、ゲストの都合を第一優先に着やすい場所に限定して考えて行くのか?ということになります。

というのも、立地&アクセスが良いに越したことはないですが、実際は、そうでない条件の式場も多々あります。特に、プライベート感やアットホームな雰囲気がウリのレストランやゲストハウスでは、主要駅と少し離れた住宅街にあるようなところもあります。

このため、主要駅&駅近にこだわり過ぎると選択肢が限られてくる可能性もあるので、どの程度重視するか?(駅から徒歩圏内、またはタクシーでも可など)立地&アクセスの優先度合いを考えておくと良いでしょう。

駅から徒歩では行けない式場を利用する場合は、ゲストの方をどういった形でケアできるのか?特に、ご高齢の方やお足の不自由な方をご招待する場合などは注意が必要です。

どんな雰囲気の結婚式場が好き?

続いて、2つめのポイントは、雰囲気です。

地域にもよりますが、特に東京には多くの結婚式場が存在します。「とりあえずいろいろ見てみてから…」と言っても、その“いろいろ”を選ぶのすら容易ではありません。このため、まずは希望や条件を整理した上、インターネットや結婚式場情報誌などで絞り込みをかけてから見学に行くことをオススメしています。

実際、いろいろな画像を見てみると…たくさんある結婚式場の中でも、惹かれるところとそうでないところが出て来ることと思います。最初は「こだわりが無い」と思っていても、人間ですからやはり“好み”というものがあります。

例えば、下記に式場の外観と内観についてそれぞれ5つの選択肢があります。A~Eのうち、どのイメージに興味を持ちますか?

【外観イメージ】
 A 石造りのお城のような建物
 B 個人の自宅のような一軒屋
 C 近代的な高層ビル
 D 歴史を感じさせる重厚感のある建物
 E 賑やかな商業施設

【内観イメージ】
 A 真っ白で可愛らしい
 B 木目でナチュラル
 C クールでかっこいい
 D 豪華でエレガント
 E オリエンタルな感じ

「どれでもいいかも?」というあなたは、ストライクゾーンが広いですね!(笑)
多くの方は、「これはアリだけど、これはあんまり…」というような“好み”があると思います。上記のような文字情報の数少ない選択肢の中でも、そうやって“好み”は出るものなのです。

式場によって、また、同じ式場でもお部屋によっても、雰囲気は本当にそれぞれ違います。このため、雰囲気の切り口から「自分はどんな感じが好きなのか?」を把握しておくと、選択肢が絞れるのでスムーズです。

総じて、女性は“好み”がはっきりしている一方で、男性はどれも同じように見えるという方も…(笑)これは、男女の脳の違いによって、女性の方が圧倒的にイメージすることが得意だからなんですね。私の経験上は、男性で“好み”のはっきりしている方は、建築やデザイン系のお仕事の方が多いという印象です。

好きか否かというのは千差万別ですから、お相手と好みが正反対な場合には、上手にすり合わせしていきましょう。

ちなみに、ご予算重視で式場選びを進めたいお二人は、雰囲気のストライクゾーンを広めにしておくことをオススメします。あまりイメージの好みを固めてしまうと、ご予算と合わない場合に苦戦してしまいますので要注意。予算の範囲内でお好みの雰囲気のところを探す、と言う風にしておくと検討しやすいかと思います。

披露宴のお料理について考えよう!

つめのポイントはお料理です。

一般的に着席のご披露宴のお料理は、ウエディング用のフルコースとなります。
価格帯の平均としては、お料理 16,300円、飲み物 4,500円、合計で約21,000円です。(『ゼクシィ結婚トレンド調査2020』調べ)

検討する際は、

①ジャンルに希望があるか?
②どこまでのクオリティを求めるか?
③ゲストの層はどうか?

この3つのポイントで考えておくと良いでしょう。

①の‟ジャンル“は大きく分けて…
・洋食(フレンチorイタリアン)
・中華
・和食
・和洋折衷
とありますが、どれでもOKなのか?希望があるのか?考えてみます。

②の‟クオリティ“に関しては、どこまでこだわるか?ということです。
「有名シェフのお料理」とか、「二人の出身地の特産品を使ったオリジナルメニューにしたい」など、あれば希望を出しておきます。

特に、お料理を重視して式場を選びたい場合は、最初の段階からリサーチしておくことが大切です。口コミサイトで評判を見てみたり、ブライダルフェアの試食会には必須で参加しておくことをオススメします。(1品だけの味見では無く、コースで複数のメニューを試せた方が良いです)

また、お料理が美味しいことを最優先にするなら、ご招待人数次第でレストランも検討に加えてみると良いかも知れません。

私自身、以前に式場紹介カウンターへ勤務していた際は、積極的に式場へ試食にお邪魔していました。おかげで婚礼メニューにはすっかりお馴染みで、味の違いも良く分かるようになりました(笑)好みか否かなどもあるので、やはり自分で確認するのが一番です。

また、③の“ゲストの層”については、ご招待している方のお顔ぶれに合わせて、お料理も考慮した方が良い事情があるか?ということです。

例えば…
・高齢者が多い
・子供が多い
・外国人が多い
・舌の肥えた方が多い
などなど。

高齢者の割合が多い場合には、和食の方が良いか?ご質問いただくことがあります。
ただ、最近ではどのジャンルでも、年齢層幅広く楽しんでもらえるようにと味付けや食材など配慮されていることが多いですし、ナイフ&フォークにお箸を添えたり、柔軟に対応してくれる式場が増えて来ています。また、お子様料理も、ほとんどの式場で用意が可能になっています。

お飲み物については、結婚式ではフリードリンクが基本になります。乾杯用シャンパン(またはスパークリングワイン)、赤白ワイン、ビール、カクテル、ウイスキー、日本酒、焼酎、ソフトドリンクなど、一般的にどこまでの種類を用意するか?でお値段が変わります。

銘柄にこだわりが無ければ式場の基本メニューで問題ありませんが、会社の都合やご両親からの希望でリクエストがある場合は事前に確認しておきましょう。お酒を飲まない方が多い場合は、フリードリンクの内容をしっかりチェックしておくと良いですね。

付帯設備はどこまで必要?

4つ目のポイントは、付帯設備です。

結婚式をする際に必要な付帯設備(挙式スペースや披露宴会場以外の設備のことです)には、どのようなものがあるでしょう?

何度か結婚式へ出席されていらっしゃれば、だいたい想像がつくかも知れませんが、基本的なもので、ざっとこんなところです。

・新郎新婦控室(美容室)

おふたりが当日お支度するお部屋で、別々の個室の場合と一緒の場合があり、花嫁専用の個室を「ブライズルーム」と呼びます。
「ブライズルーム」はどこでも必ずあるわけではなく、大手式場やホテルでは、美容室でヘアメイクをして、着替室へ移動してお着替え、というところもあります。また、レストランなどでは、会食用の個室を当日は控室として利用することがほとんどです。

親族控室来賓控室

挙式開始前に到着したご親族や来賓の方のためのお待合室です。
親族控室は、式場によって、ご両家それぞれで2つのところと、ご両家一緒に1つというところがあります。また、親族控室と来賓控室は、必ずしも別に用意があるわけではなく、列席者控室として1つのケースも多いです。

控室についてはご両親からご意見が出やすい部分でもあって、「初めから両家が一緒じゃちょっと…」というお声もあるので配慮が必要です。

・トイレ

実際に利用できる場所や個室の数がいくつあるか?を確認しておきます。招待人数に対して数が少ない場合は、別の場所を案内してもらえる場合もあります。また、車椅子をご利用のゲストがいらっしゃる場合は専用のものがあるか?導線も含めて確認しておくと良いでしょう。

・更衣室

ゲストの方がお着替えに利用するお部屋です。
レストランでは新郎新婦控室同様に、もともとの設備としては用意がないので会食用の個室などで代用します。お留袖の着付けや、新婦側のお友達など、特に遠方からのゲストがある場合は、必要度合いが高くなります。

クローク

ゲストの手荷物やコートの預かり所です。専用の場所がない場合は、どのように対応してもらえるのか確認しておきましょう。

上記以外にも、ゲストのお顔触れによって、喫煙室やキッズルーム、授乳室、おむつ替えスペース、宿泊施設や駐車場などが必須となる場合もあります。最近は設備が整った式場が増えて来てはいますが、ご招待するゲストの層に合わせて必要度合いを考えていくと良いと思います。

結婚式でやってみたい演出は?

5つめのポイントは、演出です。

と言っても…式場探しをするタイミングで演出のことを具体的に考えているお二人はごく少数派で、「まだ何も考えてない」という方がほとんどですのでご安心を(笑)最初から演出まで考えた上で式場選びをしましょう!ということではなくて、このタイミングで確認したいのは、

やってみたい演出があるかどうか?

ということだけです。
というのも、どこの式場でも出来る内容なら問題ないのですが、演出によっては場所を選ぶものがあるからなのです。

例えば、

・バンド演奏

・和太鼓

・ポールダンス

・バルーンリリース

・ペットの持ち込み

・ビールかけ

・パイ投げ

・花火

などなど。こういった内容は対応不可という式場もありますので、優先度合いが強い場合は最初から出来る式場を選んでいく必要があります。

例えば、バンド演奏などはどこでも出来そうな気がしますが、ドラムやエレキギターなどは、ほとんどの式場でNGだったりします。このため、本格的にやりたい方はライブハウスや一軒家のゲストハウス等を利用するケースが多いです。また、和太鼓の他サックスなども、音が響くので場所を選びます。

やりたいことが特に無ければ式場が決まってから考えれば良いのですが、上記のように場所を選びそうな演出の希望がある場合は注意が必要です。式場の選択肢が限定されたとしても、やりたい演出なのかどうか?も含めて、あらかじめお二人ですり合わせしておきましょう。

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