式場選びの一番最初にするべきこと

式場選び

結婚式場選び、何から始める?

結婚が決まって「さぁ、結婚式はどうしよう」となったら、何から始めたら良いでしょうか?ほとんどの場合、

・結婚情報誌を買う
・ネットで検索する
・お友だちに聞いてみる

等々、とりあえず情報収集を始める方が多いのではないでしょうか?
実際、何か事を起こそうと思ったら情報収集は必要不可欠なので、どんどんしておくと良いでしょう。

ただ、そうした行動を起こす以前に、必ずしておいた方がいいことがあります。
それは、

お二人がそれぞれに、結婚式についてどう思っているか?
お互いの考えや想いを共有しておく

ということです。具体的には、例えば、

「会社の人も招待してある程度きちんとした感じでやりたい」 
「大げさなのは嫌だから、身内だけがいい」 
「友だちだけ呼んでカジュアルな会に」 

等々、何でもいいです。

結婚式に出席経験が無くイメージが湧かない、という方もいらっしゃるかも知れませんが、
何となくでも思っていることをひとまず出し合ってみる、という気楽な感じでOKです。

なぜこうしたことをお勧めするかと言うと…

結婚式は“ふたりのもの”なので、
それぞれがどんなイメージや希望を持っているのか?を、
ひとまず擦り合わせておく必要がある


と思うからです。
ここを怠ってしまうと、後々お互いの希望や意見が食い違ったりしてスムーズに進まなくなる可能性がありますので要注意ポイントなのです。

実際、式場を決めるとなると、招待人数や予算、家族の意見など、さまざまな角度での検討が必要となりますので、話を進めていくうちに当初に希望していた内容と方向性が変わってくることも少なくありません。
それでも、まずは漠然としたお互いの当初の希望やイメージを出発点として、そこからいろいろ検討しながら進めていけば、最終的にきっと納得できる形が見つかるはずです。

あえてもう一度お伝えしてしまいますが…
結婚式は“ふたりのもの”です。

もしも旦那さんが興味を示さなかったとしても、一人で勝手に進められるものではありませんし、旦那さんとしても、奥さんに任せっきりではやっぱり宜しくはありません。
そうならないようにするためにも、一番最初の段階から“ふたりで一緒に進めていく”という認識を共有しておくことを強くお勧めいたします。(最初が肝心なので…笑)

もしお話が進められるようであれば、

・何のためにやるのか?
・どんな結婚式にするのか?
・予算的にはどれくらいかけられるのか?

おふたりのご希望を、ざっくりとでもまとめていけると良いと思います。

ちなみに、式場見学については、何も分からない真っ白な状態で行くよりも、いったん最低限の希望条件や情報を得てお二人で下準備してから行く方がだんぜんスムーズです!
(軸を持たずに闇雲にいろいろ見るのは迷子になり易いのでお勧めしません)

自分たちで話し合ったり調べたりするのは気が滅入る…と言う方は、私の方でもご相談に乗れますのでお気軽にお問い合せくださいね。

挙式時期を決めよう!

お二人で考えや想いを共有したら、次は、

いつ頃に結婚式をするのか?

挙式時期についての検討を進めて行きましょう。

ちなみに、結婚式場選びって、どれくらい前から始めれば良いと思いますか? 
統計データに寄りますと、

式場の平均決定時期は約9.6ヶ月前です。
(『ゼクシィトレンド調査2019』より引用)

式場での具体的な打合せが始まるのは一般的に3~4ヶ月前なので、それまでに式場が決まっていれば最低限の準備は間に合いますが、ここで問題となるのは、それに合わせて動いたのでは式場の予約が埋まってしまっているということです。

このため、お日柄の良い日をねらっていたり、人気のある式場を候補に入れる場合は、余裕を持って動き始めた方がいいです。
これが「式場選びは1年前から」と、よく言われている理由です。

ちなみに、 「ジューンブライドの6月はやっぱり人気が高いですよね!?」
と言う方が多いのですが、実はそうでもありません。日本の6月はまさに梅雨の時期なので、特にお庭のある式場などでは、むしろ避けたい時期なんですよね。

実際は、気候が良く何かと落ち着いている秋シーズンの10~11月が大人気!!
この時期をねらうなら、早目のアクションをオススメします。

次の項目では、検討の際のポイントや注意点などを詳しく説明していきますね。

挙式時期を検討する際のポイント

結婚式をしようと思った際に、何を基準に開催時期を考えれば良いのでしょうか?
考慮したいポイントは下記3つ、順に詳しく説明していきたいと思います。

1、気候
2、お仕事との兼ね合い
3、費用


特にご遠方からのゲストが多い場合などは、やっぱり気候が良くて動きやすい時期は移動もしやすいのでいいですよね。その都合、春と秋の過ごしやすい時期、具体的にはGWを除く3~5月と10~11月は圧倒的な人気があります。

気候について

雪国にお住まいのゲストがいらっしゃる場合は、積雪の時期は飛行機が運休するリスクもあるので十分に注意しておきましょう。
また、ガーデンウエディングをご検討の場合、ゲストの皆さんのためにも、気候には十分配慮が必要です。(高齢者や小さなお子さま、ゲストドレスで参加の女性視点でどうか?と考えてみるといいと思います)

お仕事との兼ね合いについて

結婚式の準備は、挙式1ヶ月前を切ると想像以上にバタバタとしはじめます。
お仕事で準備に時間が取れずヤキモキしないで済むように、最初から忙しくなるのが分かっている時期はなるべく避けておくことをおすすめします。

というのも…
プレ花嫁さんは、衣装のお小物合わせやエステ、ヘアメイクのリハーサルetc
ただでさえ何かと時間が取られます。大事な時期に残業続きになったり、旦那さんも忙しくて準備を手伝ってもらえなかったりすると、気持ち的にも余裕がなくなってストレスが溜まってしまいます。お仕事を続ける予定の方は、スケジュールを十分考慮して、余裕を持って時期を考えていただくのが良いと思います。

費用について

結婚式は総額が大きいので、ここは大事なポイントです。

時期と費用って何か関係あるの!?

とお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが、実は大アリです(笑)
なぜかと言えば、結婚式は挙式時期によって価格に差が出ることがあるからです。

旅行などとは違って、時期により割高になることは無いのですが…
(例えば、夏休みや年末年始のハワイ旅行みたいな)
逆に、割安になる可能性が高い時期というのがあります。

下記は、一般的にニーズが少ないこともあり、多くの式場で割引対象となっています。

・“オフシーズン”と呼ばれる時期
 (真冬の1月と真夏の8月)
・3ヶ月未満の直近時期

あとは、お日柄によっても、ニーズが比較的少なめな仏滅が割引対象になることが多いです。(最近はあまり関係なくなってきており、仏滅でも通常価格なところが増えています) 
いずれも、通常時期とほぼ同じ内容が割引になることがほとんどですので、
コスパ良く結婚式をするには、こうしたタイミングがねらい目です。

中でも最もコスパが高いのは…
挙式まで“3ヶ月未満の直近時期”

授かり婚のお二人や、急な転勤やお引越しが決まった方など、準備が少し慌ただしく大変ですが、このタイミングが一番お得ではあります。

挙式時期については、ご両親からもご希望が出る可能性がありますので、早い段階で一度お二人の希望をもとにご相談してみられると良いかと思います。

招待客を考えよう!

誰を招待するか?顔ぶれを考えてみる

挙式時期を考えたら、次は、

誰を招待して、どんなウエディングにするのか?

を検討していきましょう。

先にどんなウエディングにするのか?を考えてから、誰を招待するのか?を検討していってもいいのですが、私は前者をおすすめしています。なぜかと言うと、どんな方々を呼びたいか?それによって、招待客に合わせたスタイルを考えて行けた方がいいと思うからです。

例えば、ご親族だけを招待したいなら、少人数のお食事会形式がいいかも知れないですし、お友達だけであればカジュアルパーティーでもいいでしょう。会社のご上司、ご親族、お友達等けっこうな人数になるのなら、それを前提として考えていく方がイメージも湧きやすいはずです。

とは言えもちろん、結婚式の主役はあくまで新郎新婦お二人ですから、リゾートウエディングや、既に具体的な式場候補もある場合など既にやりたいイメージがあるのでしたら、それに合わせて招待客を考えていくのでも良いでしょう。

ただ、お二人のやりたいお式のイメージとご招待客の顔ぶれがマッチしないと、何かと悩ましいことになりかねないのでその点だけ注意が必要です。例えば、ガーデンウエディングを考えているけど、会社の上司やご高齢の方、妊婦さんがいる等となると、イメージを尊重しつつもゲストの方々への配慮が不可欠となります。

どんなスタイルをとるのであれ、お祝いに駆けつけてくれるゲストの方々のご負担がなるべく少なく出来ると良いと思います。そういう意味でも、まずは誰を招待するのか?を先に検討していくことで、自然とおもてなしをベースとした結婚式が出来上がっていきます。

招待客をリストアップする

誰を招待するか?ざっくりでも顔ぶれを思い浮かべたら、今度は具体的な作業としてリストアップをしていきます。この作業は、式場が決まってからやれば良いと思っている方も多いようなのですが、この式場選びのタイミングでやっておくことをおすすめします。
リストアップの際は、頭の中で思い浮かべて数えるだけではどうしても漏れが生じたりもしますので、
少々面倒でも実際にお名前を書きだしていきましょう
(招待状を作成する際は、宛名リストが必要になりますのでどのみち必要な作業です)

それで、リストアップの際に是非やっていただきたいことがあります。
とても簡単なことなのですが、お一人お一人、その方のことを少し思い出しながらリストアップしてみてください。

例えば、

お父さん、お母さん、元気そうで良かった
お兄ちゃん、もうすぐ子供生まれるんだね、
おじいちゃん、可愛がってもらった、退院して元気かな?
おばあちゃん、いつも笑顔が可愛い!

いとこ、仕事、頑張ってるかな?
おじさん、飲みすぎてないかな?
おばさん、最近ちょっと丸っこくなった気がする

幼馴染みの友達、お互い大人になったね
大学時代の友達、よくノート借りたなぁ…
会社の同期、また飲み行きたい

会社の先輩、いつもほんとお世話になってる
会社の上司、スピーチしてもらえるかな?

こうやって考えてみると…いろんな方にお世話になりながら日々生きてきたんだ~って、しみじみ感じられることと思います。
淡々とリストアップするより、結婚式への実感や楽しみな気持ちがほんのちょっと増しませんか?こういうちょっとしたことで、結婚式への意欲や想いが変わってきたりもするので意外な効果があります(笑)
 
ちなみに、会社関係の方に関しては、

・上司はどこまで招待する必要があるのか?
・先に結婚式をした先輩方はどうしていたか?
・招待しないと差障りがある人はいないか?

このあたりは社風やご自身の立場によっても変わってきますので、少し慎重に考えていただくと良いかと思います。
また、ご親族の招待人数に関して、どこまで声をかけるか?はご両親の意向によるところも大きいので、事前に直接確認しておいた方が無難です。

こうしてリストアップが済んだら…

招待したいゲストの“最大数”を把握して、新郎側と新婦側ですり合わせをしていきます

(良くご質問いただくのですが、どちらかの人数が多くなってしまっても両家ご了承の上であれば問題ありません)

なぜ“最大数”なのかと言えば・・・

「お父さんが自分の友達にも声掛けたいと言っている」
「ご近所さんも招待する風習があるらしい」

というように、想定外の部分で人数が増えると式場選びが難航する可能性があるからです。せっかく気に入った式場が見つかって、「さぁ、決めよう」というタイミングで人数が入りきらないと分かったら検討し直しになってしまいます。実際、式場を決めてしまった後で「入りきらない」というのは結構よくあるお話で、予定している招待人数でぴったりの式場に決めてしまうと、人数が増やせなくなってしまいます。

特に、お子様などは要注意。「預けられないから連れていっていい?」と相談を受けるケースもあって、お食事が必要なお子様になるとその分お席を増やす必要が出てきます。

収容人数は、式場の検討にあたって重要な条件となりますので、

“最大でどれくらい増えて、最小でどれくらい絞り込めるのか?”

すぐ確認できるようにしておいた方が、だんぜんスムーズです。是非このタイミングで具体的な招待人数を把握しておきましょう!

具体的にお名前を書き出してみると「そういえば…」と思い出したりもしますね。以前に招待してもらった方など何年も経ってしまっているとけっこう忘れがちですし、会社関係の方をどこまで呼ぶか?なども悩ましいところですが…後々また調整することとして、まずは肩の力を抜いて楽しみながらやってみてくださいね。

挙式や披露宴のスタイルを検討しよう!

時期や人数をざっくりとでも検討したら、次は、

どんな結婚式にするか?
もう少し具体的なことを話し合っていきましょう。

まず、挙式は?

・キリスト式
・人前式
・神前式
・仏式


続いて、パーティーは?

・披露宴
・披露パーティー
・お食事会
・二部制形式

それぞれの詳しい説明は次の基礎知識のページにまとめてありますので、必要に応じて参照しながらお二人のご希望にはどのスタイルが良さそうか?を考えてみてください。
式場見学前に知っておきたい結婚式の基礎知識

パーティースタイルを検討する際は、
希望のスタイルとご招待客の人数&顔ぶれがマッチしているかどうか?
も必ずチェックしておきましょう。

と言うのも、自分たちにとっては良くてもゲストの方々にとって違和感のあるお式になってしまっては残念ですし(例えば、高齢者や赤ちゃん連れのゲストがいるけれども、立食のカジュアルパーティーにする、など)逆に、あまりゲスト重視で考え過ぎても、今度は自分たちの理想のイメージとかけ離れてしまうこともあるので(例えば、本当はカジュアルにやりたいけれども、かちっとした披露宴にする、など)いずれにしても、バランスが大切だと思います。

結婚式場選びは最初が肝心!

どういうゲストを招待して、どういうイメージのお式にするのか? 
結婚式場選びは、最初の段階である程度の方向性を決めてから検討を進めた方がスムーズです。

その際は「何のために結婚式をするのか?」という主旨に合わせて、より良いスタイルを選択していっていただきたいです。

ただ、問題は…結婚式はほとんどの方にとって初めてのことなので、そもそも基礎知識が無いところでは、自分たちにとって何が最適か?が分からないのが難しいところだと思います。お部屋探しなら引越しを重ねることでだんだんコツを得てきますが、結婚式はそうもいきません。それこそ手探り状態に近いものがあるので、式場選びは少々ハードルが高い作業だと思っておいていただいて良いかも知れません。

「私たちにはどんなスタイルが合っている?」

「一般に、どれくらいの費用がかかるの?」

「予算に合った式場はどこ?」

「どこの式場なら、やりたいことが全部できる?」

こうした疑問がどんどん出てくるのを、その都度ネットで検索したり、場合によっては見学に行った先の式場の方に聞きながら進めているのが実情だと思います。

何でもそうですが、分からないもの同士で「ああでもないこうでもない」と話していても、話が前に進まない!ということが多いものです。お二人でスムーズに進められていれば良いのですが、もしも上手く検討が進まずに悩んでいらっしゃるようであれば、私の方でもアドバイスが可能です。(数年前まで式場紹介カウンターに勤務していました)

こうして地道に記事を読んでいただくのでももちろんいいのですが、やはり、直接お話を聞いていただく方が圧倒的にお話は早いです。お二人のご希望や状況に合わせていろいろとアドバイスが出来ますので、どうぞお気軽にお問い合わせいただければと思います。

※詳細はこちからご参照ください↓ 
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